ライフスタイルを変えるため、新しい働き方を探していく。
相原さん
退職を考えた理由のひとつは勤務形態でした。以前は長時間しっかり働いても大丈夫だったのですが、年齢を重ねていくうちにだんだんそれが難しくなっていって。また、自宅から仕事先も少し離れていたため、通勤にも時間をかけていたものですから、プライベートな時間を確保するのが難しい状況だったんです。ライフスタイルを変えたい。営業とはちがう仕事をしてみたい。そんな想いから、52歳のときに早期退職制度を利用したんです。
古村コンサルタント
最初にお目にかかったときから「前職とはちがうことをしたい」と仰っていましたよね。ただ、その段階ではどのような業種・職種に就きたいのか、具体像が描けていなかった。まずはそこから一緒に考えていこうと思い、ヒアリングを重ね、さまざまな求人情報をご覧になっていただいたんです。
相原さん
求人情報を見ていく中で、「これはちがう」というラインが徐々にわかってきたんです。今思えばあれは、何をしたくて何をしたくないか振りわける過程だったと思うんですよね。ただ私自身、そこまで焦って再就職をしなくてもいいとも考えていたので。自分に合う会社が見つかったら応募する。そのスタイルを貫きながら、再就職活動に取り組むことにしました。
古村コンサルタント
再就職活動に限らず、転職活動もそうですが、新しい会社で活き活きと働けるイメージを持てるかということはとても大切です。キャリアチェンジの場合はなおさら。だからこそ、ご自身がどんなことをしていきたいのかをみつめ、自分自身で答えを出す必要があると思います。
プライベートの活動とキャリアチェンジがつながった。
相原さん
趣味でマラソンをしていたので、体力には自信がありました。加えて、障害のある方たちの陸上コーチも行っていたため、頑張っている人をサポートすることも好きだったんです。再就職活動中は求人情報を探したり、体を動かしたり、気分転換をしながら過ごしていました。そんなある日、古村さんから今働いている施設の求人情報をご紹介いただくことになったんです。
古村コンサルタント
そこは相原さんの地元にある特定非営利活動法人の障害者福祉施設でした。障害のある方たちの就労支援を行う業務と聞き、「ここでなら相原さんの活動が活かせるはず」と思ったんです。相原さんも前向きに考えてくださったので、面接のアポイントメントを取ることにしました。
相原さん
プライベートの活動とキャリアチェンジがつながるとは、再就職活動をはじめたころは思ってもいませんでしたね。面接にあたって、古村さんから先方の担当者さまに、私の経歴や想いを事前に伝えてくださっていて。そのおかげで、面接もスムーズに進めることができました。数日後、内定のご連絡が。まさに運命の出会いだったと思いますね。
ライフスタイルが改善。自分らしく働ける環境に
相原さん
現在は障害のある方の作業監督をするだけでなく、一緒に作業を行ったり、出社の送迎をするなど、さまざまな就労支援を行っています。出社時間が早い分、夕方までには帰社できるので、自分の時間を確保できるようになりました。
今は福祉関係の資格を取得するために週一回、学校に通っています。実習だけでなくレポート課題も多く大変ですが、これもステップアップの第一歩。もっと頼ってもらえる存在になれるよう、一生懸命、頑張ろうと思います。
古村コンサルタント
焦ることなく再就職活動に取り組みながら、気付けば4ヶ月で内定を獲得した相原さん。これもお人柄やこれまでの活動が実を結んだ、ひとつの結果なのかなと感じています。
また、キャリアチェンジ後も充実して働けているようなので、私も安心しました。こうやって元気に楽しく働いている姿を見るのが、私たちのいちばんの喜び。仕事もプライベートも精力的に活動し続ける相原さんを、これからも応援していきたいです。